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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルス感染症が5週連続増-感染性胃腸炎も3週連続で増加

2021年05月11日 13:15

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 国立感染症研究所がまとめた4月19日から25日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が5週連続で増加した。感染性胃腸炎は3週連続、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で増えた。咽頭結膜熱(プール熱)も増加した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約22.7%増の3.95人。都道府県別の上位3位は、愛媛(13.57人)、岡山(9.11人)、広島(8.85人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約24.1%増の1.39人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、佐賀(8.57人)、宮崎(7.5人)、福岡(6.46人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約16.2%増の0.79人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(2.89人)、鳥取(2.68人)、宮崎(2.33人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約42.9%増の0.2人。都道府県別の上位3位は、鹿児島(1.04人)、新潟(0.74人)、宮崎(0.56人)。

出典:医療介護CBニュース