茨城県はこのほど、「茨城県再犯防止推進計画」（2021－25年度）を公表した。薬物依存者への支援を取り上げており、薬物依存の問題を抱える人を支援する医療関係者、保健福祉関係者、刑事司法関係者らに対する研修などを実施し、「薬物依存からの回復に関する正しい知識・技術の普及に努める」としている。【新井哉】

　計画では、支援関係者への研修に加え、精神保健福祉センターで、「茨城県依存症問題地域連携会議」を開催し、関係機関で取り組み状況や課題の共有を図ったり、回復支援施設と連携し、回復に必要な知識や具体的対処方法について学ぶ依存症回復プログラムを実施したりするとしている。

　また、薬物依存からの回復のために通院医療を受ける際に必要な通院・往診・デイケア・訪問看護・薬代などの医療費について、所得に応じた負担軽減を行うと記載している。