閉じる

医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルス感染症が3週連続増-感染性胃腸炎も増加

2021年04月21日 18:30

印刷

 国立感染症研究所がまとめた5日から11日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が3週連続で増加した。感染性胃腸炎も増えた。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は4週連続で減少。咽頭結膜熱(プール熱)も減った。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約9%増の2.55人。都道府県別の上位3位は、愛媛(7.27人)、福井(6.35人)、広島(5.65人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約9.5%増の0.81人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、宮崎(8.25人)、佐賀(6.48人)、福岡(4.63人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約3.5%減の0.55人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、新潟(1.84人)、福岡(1.66人)、鳥取(1.63人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約11.8%減の0.15人。都道府県別の上位3位は、新潟(0.7人)、石川、鹿児島(共に0.52人)。

出典:医療介護CBニュース