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医療・介護ニュース

退院当日の訪問看護、約7割が「医療処置」実施-日本訪問看護財団、22年度診療報酬改定要望調査

2021年04月20日 16:30

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 日本訪問看護財団が行った2022年度診療報酬改定の要望に関するWebアンケート調査では、退院当日の訪問看護について(複数回答)、「90分を超える訪問をした」との回答が48.2%、「複数回訪問した」が35.5%あり、実施したケア内容は「医療処置」が68.2%で最多。在院日数の短縮化に伴い、早期退院する利用者への長時間に及ぶ訪問看護や複数回の訪問が求められているため、報酬上のさらなる評価が必要だとしている。【齋藤栄子】

 特別訪問看護指示書を交付された利用者について、月1回の交付では対応が不十分だと思う疾病等の質問では(複数回答)、「難治性潰瘍等の皮膚損傷を伴う疾患」が65.2%で最も多く、次いで「非がん終末期」が63.8%、「点滴管理」が51.8%、「熱傷等の皮膚損傷を伴う外傷」が46.1%の順だった。 また、退院時共同指導加算の算定について、20年3月からの1年間に退院時共同指導を実施したが算定に至らなかったケースがあると36.9%が回答した。算定できなかった理由では、「退院時共同指導後、訪問看護療養費算定前に再入院または死亡した」が59.6%で最も多かった。 調査は、診療報酬に関する訪問看護ステーションの実態や意見を把握することで、次期改定に関する要望書作成の基礎資料とすることを目的に、3月18日から25日までメールアドレスがある会員3,457件を対象に実施。指定訪問看護ステーションの管理者または代理者から141件の回答を得た。

出典:医療介護CBニュース