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医療・介護ニュース

がん3年相対生存率は72%、初集計の腎臓は85%-胆嚢は33%、国がん発表

2019年08月08日 19:45

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 国立がん研究センター(国がん)は8日、2012年にがんと診断された患者の3年相対生存率が72.1%だったと発表した。18年の前回集計に比べて0.8ポイント上昇。今回、新たに集計した4つの部位では、腎臓の生存率が8割を超えたが、胆嚢は3割程度にとどまっていることが分かった。【松村秀士】

 国がんが、12年のがん患者の33万9376例(286施設)を対象に集計したところ、がん全体の3年相対生存率は72.1%だった。男女別では、男性が68.8%、女性が76.4%。

 新たに集計した4つの部位のうち、生存率が最も高かったのは腎臓の85.6%で、喉頭(84.4%)も高かった。一方、腎盂尿管は55.6%で、胆嚢は33.4%にとどまった。

 この他の部位で高かったのは、前立腺(99.2%)、女性の乳房(95.2%)、子宮体部(85.9%)、子宮頸部(79.6%)などで、低かったのは膵臓(16.9%)、肺・気管(50.8%)、食道(53.6%)、肝臓(54.6%)などだった。

出典:医療介護CBニュース