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医療・介護ニュース

精神病床の退院率、「進捗の程度が低い状態」-山口県が保健医療計画の中間評価・見直しを公表

2021年04月15日 14:55

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 山口県はこのほど、第7次山口県保健医療計画(2018-23年度)の「中間評価・見直し」を公表した。精神病床における入院後3カ月、6カ月、12カ月時点の退院率については、基準値、現状値、数値目標を記載しており、「進捗の程度が低い状態」としている。【新井哉】

 退院率については、基準値(16年)と現状値(18年)を比べると、3カ月時点の現状値は基準値と同じ48.6%だった。6カ月時点は3.4ポイント減の69.6%、12カ月時点は5.5ポイント減の78.7%だった。精神病床における1年以上の長期在院者数の現状値は、16年と比べて21人少ない3581人だった。

 「今後目指すべき方向」も示しており、長期在院者数・退院率については、「進捗の更なる向上が望まれるため、今後も、病院・地域移行関係従事者との協働により、長期入院患者の退院への意欲喚起を図る」と記載。措置入院患者らが退院後に地域で安心して生活を送ることができるように支援体制の構築に努めるとしている。

出典:医療介護CBニュース