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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルス、プール熱が増加-感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌は2週連続減

2021年04月06日 13:45

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 国立感染症研究所がまとめた3月22日から28日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱(プール熱)の定点医療機関当たりの患者報告数が増加した。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で減少した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約2.7%減の2.55人。都道府県別の上位3位は、福井(8.91人)、島根(6.78人)、愛媛(6.22人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約8%減の0.69人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(2.65人)、鳥取(2.63人)、新潟(2.07人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約19%増の0.69人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、佐賀(5.35人)、宮崎(5.22人)、長崎(4.95人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約6.7%増の0.16人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.8人)、新潟(0.51人)、富山、石川(共に0.48人)。


出典:医療介護CBニュース