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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が減少-RSウイルス感染症、プール熱は横ばい

2021年03月30日 14:55

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 国立感染症研究所がまとめた15日から21日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点医療機関当たりの患者報告数が減少した。RSウイルス感染症、咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約10.6%減の2.62人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福井(8.17人)、宮崎(6.56人)、島根(6.48人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約3.8%減の0.75人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3人)、福岡(2.95人)、新潟(2.12人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週と同じ0.58人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、宮崎(4.89人)、佐賀(4.65人)、熊本(4.32人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.15人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.57人)、新潟(0.46人)、石川(0.45人)。

出典:医療介護CBニュース