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医療・介護ニュース

「海外の滞在歴なし」コロナ変異株、東京都が発表-発表済み3例接触の「同じ関係者」と接触

2021年03月24日 15:35

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 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は23日、新型コロナウイルスの変異株の発生状況を発表した。変異株PCR検査で1例が陽性となったとしている。【新井哉】

 対策本部によると、都健康安全研究センターなどで都内における遺伝子変異の有無のスクリーニングを進めている。スクリーニングの結果、「変異株陽性」となった場合、国立感染症研究所に検体を送付し、ゲノム解析が行われる。

 今回公表した事例に関しては、40歳代の男性が3月上旬に発症しており、「海外の滞在歴なし」「不特定多数との接触なし」と説明している。対策本部は19日、変異株PCR検査で4例が陽性となり、このうち3例が「同じ関係者(調査中)と接触あり」と発表していたが、今回発表した事例についても「同じ関係者」と接触があったとしている。

 今後の対応については、「現在のところ、都内で変異株が市中に広がっていることは確認されていませんが、都としては、保健所と連携して疫学調査を進める」と説明。「今後広がってくる可能性も視野に入れ、引き続き国や民間検査機関等と連携してスクリーニングを行い、感染拡大防止対策に努めてまいります」としている。

 国における変異株ゲノム解析による確定例(東京都分、18例)の内訳も公表しており、「海外への渡航歴ありまたはその接触者」が12例、「海外とのリンクなし」が6例となっている。

出典:医療介護CBニュース