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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルス感染症が9週連続増加-感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌は2週連続増

2021年03月23日 15:40

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 国立感染症研究所がまとめた8日から14日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が9週連続で増えた。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で増加。咽頭結膜熱(プール熱)は減少した。この週は、報告が遅れた沖縄県を除く46都道府県の患者報告数をまとめている。沖縄県の患者報告数は確定値には反映される見通し。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約0.3%増の2.93人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、島根(8.74人)、宮崎(6.81人)、鹿児島(6.7人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約1.3%増の0.78人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.58人)、福岡(3.13人)、長崎(2.41人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約31.8%増の0.58人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、宮崎(5.67人)、熊本(5.24人)、佐賀(4.96人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約11.8%減の0.15人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、石川(0.62人)、福井(0.57人)、鹿児島(0.52人)。

出典:医療介護CBニュース