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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルス感染症が8週連続増加-感染性胃腸炎、プール熱なども増加

2021年03月17日 15:00

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 国立感染症研究所がまとめた1日から7日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が8週連続で増えた。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)も増加した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約15%増の2.92人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、島根(12.91人)、宮崎(8.92人)、鹿児島(6.98人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約14.9%増の0.77人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.47人)、福岡(2.58人)、富山(2人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約7.3%増の0.44人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期では19年に次いで多い。都道府県別の上位3位は、宮崎(4.42人)、長崎(3.66人)、福岡(3.24人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約6.3%増の0.17人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.59人)、沖縄(0.53人)、福井(0.52人)。

出典:医療介護CBニュース