閉じる

医療・介護ニュース

東京都のコロナ変異株「チェコ共和国から入国」-海外リンク検体のPCR検査で陽性

2021年03月17日 12:20

印刷

 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は16日、新型コロナウイルスの変異株の発生状況を発表した。海外とのリンクが確認された検体の変異株PCR検査で1例が陽性となったとしている。【新井哉】

 対策本部によると、都健康安全研究センターなどで都内における遺伝子変異の有無のスクリーニングを進めている。スクリーニングの結果、「変異株陽性」となった場合、国立感染症研究所に検体を送付し、確定検査を行う。

 今回公表した事例に関しては、50歳代の男性が「2月27日チェコ共和国から入国」と説明。「不特定多数との接触なし」としている。

 今後の対応については、「現在のところ、都内で変異株が市中に広がっていることは確認されていませんが、都としては、保健所と連携して疫学調査を進める」と説明。「今後広がってくる可能性も視野に入れ、引き続き国や民間検査機関等と連携してスクリーニングを行い、感染拡大防止対策に努めてまいります」としている。

 このほか、国における変異株ゲノム解析による確定例(東京都分、18例)の内訳も公表しており、「海外への渡航歴ありまたはその接触者」が12例、「海外とのリンクなし」が6例となっている。

出典:医療介護CBニュース