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医療・介護ニュース

コロナのギャンブル依存症への影響の課題把握も-兵庫県が対策推進計画案を公表

2021年03月05日 14:15

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 兵庫県はこのほど、「兵庫県ギャンブル等依存症対策推進計画」の案を公表した。【新井哉】

 計画案では、県内の公営競技場に関して、阪神競馬場(JRA)、園田競馬場(兵庫県競馬組合)、姫路競馬場(同)、 尼崎競艇場が立地していることを記載。また、県内に3万5927人のギャンブル等依存症が疑われる人がいるとの推計などを取り上げている。

 また、新たに新型コロナウイルス感染症のギャンブル等依存症への影響が危惧されていることにも触れ、感染拡大防止の観点から、在宅時間が長くなることで、電話投票やインターネットでの投票の機会が増加したり、給付金等の臨時的な収入を得たりすることでギャンブル等を再開する危険性などリスクが高まることが考えられると記載。新型コロナウイルス感染症のギャンブル等依存症への影響や課題を把握し、今後の取り組みに反映する必要があるとしている。

 具体的な対策も示しており、例えば、治療支援に関しては、治療拠点機関が実施する医療従事者を対象とした研修を通じ、地域の関係医療機関と連携・協力体制の構築を検討するとしている。

出典:医療介護CBニュース