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医療・介護ニュース

適度な運動や禁煙、ストレス溜めない生活習慣を-厚労省が女性の健康週間特設コンテンツ公開

2021年03月01日 16:50

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 厚生労働省は、「女性の健康週間」の特設Webコンテンツを公開した。専門家による解説記事も掲載しており、プレコンセプションケア(妊娠前の健康管理)の目的や必要性などを取り上げている。【新井哉】

 厚労省は、毎年3月1日から8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開している。

 Webコンテンツでは、国立研究開発法人国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター母性内科の荒田尚子診療部長が、プレコンセプションケアを解説。「若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと」「若い世代の男女が将来、より健康になること」によって、「より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること」といった目的があることを説明している。

 プレコンセプションケアを広める必要性にも言及している。具体的には、女性が持つリスク因子が原因とされる先天異常、低出生体重児などが減少していないことを取り上げ、リスク因子として、やせや肥満、喫煙、持病、高齢などが考えられていると説明。「これらに該当する女性が妊娠した場合、流産、早産、2500g未満の低出生体重児、先天異常などの発生頻度は、通常よりも高くなります」などとし、妊娠前から自身の健康状態やリスク因子を把握し、早めにケアを始めてもらうことが大切としている。

 また、「女性が健康でいるための生活習慣」として、▽適正体重を守る▽栄養バランスを整える▽適度に運動する▽禁煙する・受動喫煙を避ける▽アルコールは控えめに▽ストレスを溜め込まない-を提示。例えば、ストレスを溜め込まないことに関しては、過度なストレスは不安や抑うつの原因になるとし、「ストレスを溜め込まないように、自分なりの発散方法を見つけておくことが大切です」としている。

出典:医療介護CBニュース