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医療・介護ニュース

国民健康・栄養調査、対面しない方法を積極的活用-厚労省が検討会に企画案提示

2021年01月29日 15:20

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 厚生労働省は、28日に開かれた国民健康・栄養調査企画解析検討会で、国民健康・栄養調査(2021年)の企画案を示した。実施方法に関する留意事項として、 新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を取り上げており、地域の実情に応じて「被調査者と調査員が対面しない方法を積極的に活用する」などとしている。【新井哉】

 今回の調査は、全国の代表値の把握に加え、健康日本21(第二次)の最終評価や次期国民健康づくり運動プランの策定に資する基礎資料を得ることが目的で、重点テーマとして「地域格差の把握」を挙げている。

 厚労省は検討会で、21年の調査の調査地区数について、「1道府県あたり10地区、東京都15地区」(全国475地区の約2万3750世帯、約6万1000人)とすることを提案した。新型コロナウイルス感染症の感染防止対策については、生活習慣調査でオンライン調査を活用する方向性を提示。身体状況調査については、「調査特性上、非接触の調査は不可能だが、会場における『3密』(密閉、密集、密接)を可能な限り回避する」としている。

 検討会の構成員からは、栄養関連の情報を把握するため、スマートフォンの写真撮影の機能を活用するといった提案に加え、調査員だけでなく被調査者の健康状態も把握して感染を広げないことが重要だとの意見も出た。

出典:医療介護CBニュース