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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルスが増加に転じる-感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌は2週連続増

2021年01月26日 16:40

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 国立感染症研究所がまとめた11日から17日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、2週連続で減少していたRSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が増加に転じた。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で増加。咽頭結膜熱(プール熱)は減少した。今回の速報値は、26日の公表時点までに未報告だった沖縄県を除く46都道府県の患者報告数をまとめている。沖縄県の患者報告数は確定値には反映される見通し。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約14%増の2.53人。都道府県別の上位3位は、鹿児島(9.76人)、熊本(8.02人)、大分(6.78人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約7.5%増の0.57人。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.53人)、福岡(1.72人)、新潟(1.36人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約42.3%減の0.15人。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.48人)、香川(0.36人)、宮崎(0.33人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約25%増の0.1人。都道府県別の上位3位は、宮崎(1.72人)、鹿児島(1.46人)、佐賀(0.52人)。

出典:医療介護CBニュース