2020年12月24日 20:00
厚生労働省は、第19回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(22日開催)の感染状況の評価などを公表した。新型コロナウイルス感染症の新規感染者数に関しては、北海道以外は「明らかな減少が見られていない」と指摘。英国での最近の流行の主な系統となった変異株については、感染性が高いとの指摘などに触れ、「医療への負荷が危惧される」との見解を示している。【新井哉】
厚労省によると、16日時点の全国の入院者数は1万47人で、1週間前と比べて825人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は36.9%で、都道府県別では、兵庫(71.1%)が最も高く、以下は、大阪(65.3%)、高知(57%)、愛知(54.9%)、北海道(54.8%)、埼玉(52.6%)、三重(51.6%)、群馬(49.9%)、東京(49.7%)などの順だった。
全国の重症者数は、1週間前と比べて108人多い950人となっており、受入確保病床に対する割合も上昇が続き、各地で高水準となっていると説明。都道府県別では、東京(322人)が最も多かった。2番目に多かったのは大阪(219人)だった。
新規感染者数については、「過去最多の水準が続いており、引き続き最大限の警戒が必要な状況」と説明。「大都市圏の感染拡大が波及することにより、新たな地域での感染拡大の動きも続き、全国的に感染が拡大している」と指摘している。
必要な対策にも言及しており、「急速な感染拡大により、医療提供体制の急速な悪化が起こりうるため、年末に向けて、宿泊療養施設を含め医療提供体制の準備・確保等を直ちに進めることが必要である」としている。
厚労省によると、16日時点の全国の入院者数は1万47人で、1週間前と比べて825人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は36.9%で、都道府県別では、兵庫(71.1%)が最も高く、以下は、大阪(65.3%)、高知(57%)、愛知(54.9%)、北海道(54.8%)、埼玉(52.6%)、三重(51.6%)、群馬(49.9%)、東京(49.7%)などの順だった。
全国の重症者数は、1週間前と比べて108人多い950人となっており、受入確保病床に対する割合も上昇が続き、各地で高水準となっていると説明。都道府県別では、東京(322人)が最も多かった。2番目に多かったのは大阪(219人)だった。
新規感染者数については、「過去最多の水準が続いており、引き続き最大限の警戒が必要な状況」と説明。「大都市圏の感染拡大が波及することにより、新たな地域での感染拡大の動きも続き、全国的に感染が拡大している」と指摘している。
必要な対策にも言及しており、「急速な感染拡大により、医療提供体制の急速な悪化が起こりうるため、年末に向けて、宿泊療養施設を含め医療提供体制の準備・確保等を直ちに進めることが必要である」としている。