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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルス感染症が増加に転じる-感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌は2週連続増

2020年12月22日 14:25

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 国立感染症研究所がまとめた7日から13日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、横ばいだったRSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が増加に転じた。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で増えた。水痘は横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約16.6%増の2.81人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、熊本(9.7人)、福岡(9.03人)、佐賀(9.0人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約1.3%増の0.8人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(2.43人)、鳥取(2.37人)、宮崎(2.14人)。

〔水痘〕報告数は前週と同じ0.21人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、富山(0.76人)、大分(0.53人)、栃木(0.5人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約9.1%増の0.12人。都道府県別の上位3位は、鹿児島(2.87人)、沖縄(2.32人)、岩手(0.95人)。

出典:医療介護CBニュース