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医療・介護ニュース

【感染症情報】ヘルパンギーナが増加に転じる-感染性胃腸炎、プール熱なども増加

2020年12月15日 16:00

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 国立感染症研究所がまとめた11月30日から12月6日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、2週連続で減少していたヘルパンギーナの定点医療機関当たりの患者報告数が増加に転じた。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病も増えた。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約14.2%増の2.41人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、山形(9.34人)、佐賀(7.22人)、福岡(7.02人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約25.4%増の0.79人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.26人)、福岡(2.03人)、山形(1.93人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約12.5%増の0.27人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、富山(0.76人)、新潟(0.6人)、福島(0.58人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約8.3%増の0.13人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、香川(2.0人)、徳島(0.96人)、宮崎(0.58人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約18.2%増の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(1.82人)、宮崎(1.28人)、熊本(1.1人)。

出典:医療介護CBニュース