閉じる

日常生活のアドバイス

便秘
便秘における食事療法
食事

患者さんが便秘で悩んでいる時、便秘を解消できないまでも、食事の摂り方の工夫で、軽減することはできると思っています。快適な便通を保つポイントは、適量の食物繊維を摂取すること、水分を十分に摂ること、腸の働きを良好に保つことです。そのための料理をご紹介しましょう。

国立がん研究センター東病院 栄養管理室 栄養管理室長
千歳 はるか先生
まとめて印刷する

食事の工夫

水分を積極的に摂りましょう。

イラスト

食物繊維(水溶性+不溶性)を含む食材を取り入れ、食べやすく調理しましょう。

食物繊維 食物繊維
水溶性

特徴

水に溶けネバネバするもの多い(サラサラもある)

動き

①腸内環境を整える(腸粘膜への栄養)
②コレステロール値・食後血糖値の上昇抑制
③軟便形成を促す

食品例

●果物(キウイフルーツ、リンゴ、イチゴ、桃、みかん等)
●繊維のやわらかい野菜(にんじん、ほうれん草、大根、玉ねぎ、かぼちゃ、トマト等)
●芋類(じゃがいも、里芋、長いも等)
イラスト
不溶性

特徴

水に溶けず、水分を吸収して膨らむ

動き

①便のかさを増し、便通を整える
②有害物質を吸着し、排泄を促す

食品例

●繊維の固い野菜(ごぼう、筍、ナス、ニラ、セロリ、トウモロコシ等)
※ごぼうは水溶性食物繊維も多く含まれている
●さつまいも
●きのこ類(しいたけ、えのき、しめじ、エリンギ等)
●豆類(大豆、納豆、おから、小豆等)
イラスト

乳酸菌入りの食品を利用しましょう。

イラスト

食物繊維たっぷりメニュー5品

イラスト
食物繊維たっぷりメニュー5品

※イレウス(腸閉塞)のリスクがある方、消化器術後の方など、消化の悪いものを控えている場合は、摂取を少量に抑え、よく噛んでください。

関連コンテンツ

レジメン紹介

がん治療で使用される標準レジメンについて、抗がん剤の組み合わせや投与スケジュール、副作用と発現頻度、治療成績などをご確認いただけます。

副作用マネジメント

副作用の対処方法(薬物療法)をご紹介しています。がん治療で起こる副作用の発現頻度や重症度の判定方法、支持療法などをご確認いただけます。

製品情報や資料の場所をご案内しますチャットボットはこちらをタップ!

チャットボットはこちらをクリック!

製品情報や資料の
場所をご案内します

ジェネちゃん

ご利用にあたっての注意
サイト内を自動応答で案内いたします。
ご入力内容によっては、ご満足いただける案内ができない可能性がございます。予めご了承のうえ、ご利用ください。
「レジメン紹介」に掲載しているレジメンの選択基準については、ご監修いただいたご専門の先生方に、代表的な試験をもとに公平な立場で選定していただきました。
また製品のご使用にあたっては、最新の電子添文等をご確認ください。

回答はお役に立ちましたか?