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- 便秘:食事(vol.2)
患者さんが便秘で悩んでいる時、便秘を解消できないまでも、食事の摂り方の工夫で、軽減することはできると思っています。快適な便通を保つポイントは、適量の食物繊維を摂取すること、水分を十分に摂ること、腸の働きを良好に保つことです。そのための料理をご紹介しましょう。
食事の工夫
水分を積極的に摂りましょう。
食物繊維(水溶性+不溶性)を含む食材を取り入れ、食べやすく調理しましょう。
食物繊維
水溶性
特徴 |
水に溶けネバネバするもの多い(サラサラもある) |
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動き |
①腸内環境を整える(腸粘膜への栄養) |
食品例 |
●果物(キウイフルーツ、リンゴ、イチゴ、桃、みかん等) ●繊維のやわらかい野菜(にんじん、ほうれん草、大根、玉ねぎ、かぼちゃ、トマト等) ●芋類(じゃがいも、里芋、長いも等) |
不溶性
特徴 |
水に溶けず、水分を吸収して膨らむ |
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動き |
①便のかさを増し、便通を整える ②有害物質を吸着し、排泄を促す |
食品例 |
●繊維の固い野菜(ごぼう、筍、ナス、ニラ、セロリ、トウモロコシ等) ※ごぼうは水溶性食物繊維も多く含まれている ●さつまいも ●きのこ類(しいたけ、えのき、しめじ、エリンギ等) ●豆類(大豆、納豆、おから、小豆等) |
乳酸菌入りの食品を利用しましょう。
食物繊維たっぷりメニュー5品
※イレウス(腸閉塞)のリスクがある方、消化器術後の方など、消化の悪いものを控えている場合は、摂取を少量に抑え、よく噛んでください。