神奈川県立精神医療センター（横浜市港南区、323床）は27日、入院患者の病棟外への外出制限について、6月上旬から徐々に緩和することを明らかにした。外泊や病棟での面会については、地域の感染状況を確認しながら、6月中旬以降に段階的に開始する方向で検討する。【新井哉】

　同センターによると、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の解除に伴い、同センターが実施してきた感染拡大防止のための制限措置を徐々に緩和していく。家族からの荷物の受け取りについては、入院患者と家族との面会が可能になるまで、現在の取り扱い（病棟外での受け取り、郵送）を継続する。

　外来診療に関しても、ソーシャルディスタンスを保てるよう、引き続き外来受診数を制限するため、4月11日から実施している電話再診と処方箋の郵送による対応を当分の間継続する。