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医療・介護ニュース

【感染症情報】手足口病、リンゴ病が増加-ヘルパンギーナは横ばい

2020年05月12日 20:35

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 国立感染症研究所がまとめた4月27日から5月3日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、手足口病、伝染性紅斑(リンゴ病)の定点医療機関当たりの患者報告数が増加した。ヘルパンギーナは横ばいだった。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)は減った。【新井哉】

〔手足口病〕報告数は前週比約33.3%増の0.04人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.32人)、徳島、佐賀(共に0.17人)。

〔伝染性紅斑〕報告数は前週比約12.5%増の0.09人。都道府県別の上位3位は、三重(0.38人)、高知(0.36人)、鳥取(0.32人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週と同じ0.02人。都道府県別の上位3位は、佐賀(0.17人)、富山(0.14人)、奈良(0.12人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕10週連続で減少した。報告数は前週比約22.0%減の0.64人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.26人)、新潟(1.98人)、宮崎(1.91人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約7.9%減の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.72人)、佐賀(0.65人)、富山(0.55人)。

出典:医療介護CBニュース