閉じる

医療・介護ニュース

訪問介護事業所で働きながら資格を取得-東京都が採用応援事業を開始

2024年05月09日 13:00

印刷

 人手不足が深刻な訪問介護分野への人材の参入促進と即戦力の確保を図るため、東京都は、訪問介護事業所で働きながら介護職員初任者研修の資格を取得できる「訪問介護採用応援事業」を開始した。同事業の受け入れ事業者の一次募集は既に終了し、211事業者・645事業所で求人を行っている。受け入れ事業者の二次募集は6月3-17日を予定している。【渕本稔】

 都内で訪問介護への就業を希望する未経験者が対象で、介護福祉士や介護職員実務者研修の修了者は対象外となる。事業所の勤務時間内に研修を受講し、資格の取得を目指す。

 研修受講は無料とし、勤務時間内に研修先に通うため、研修受講中も給与は支払われる(途中退職者以外)。

 週10時間以上の労働を対象とし、週20時間未満の雇用形態なら副業も認める。利用者は最長6カ月間の有期雇用契約を結び、事業者との合意があれば、契約期間終了後の雇用継続も可能となる。

 2024年度には5月1日から25年1月31日まで実施する。事業者は遅くとも11月1日までに雇用を開始する必要がある。

出典:医療介護CBニュース