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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが10週連続で増加-新型コロナは7週連続減少

2023年11月07日 18:40

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 国立感染症研究所がまとめた10月23日から29日までの1週間(第43週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が10週連続で増加した。感染性胃腸炎と咽頭結膜熱(プール熱)は2週連続で増えた。新型コロナウイルス感染症は8週連続、手足口病は4週連続で減少した。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比19.68%増の19.9人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、愛媛(51.46人)、埼玉(33.08人)、山梨(29.56人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比8.8%増の3.33人。過去10年の同期の平均と同程度。都道府県別の上位3位は、大分(7.89人)、香川(7.86人)、福井(6.28人)。

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比12%減の2.86人。都道府県別の上位3位は、北海道(7.08人)、長野(6.39人)、山梨(4.56人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比12.5%増の2.43人。過去10年で最も多い。都道府県別の上位3位は、福岡(6.94人)、沖縄(5.81人)、佐賀(5.22人)。

〔手足口病〕報告数は前週比16.5%減の0.86人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、新潟(2.45人)、福井(2.24人)、佐賀(2.17人)。

出典:医療介護CBニュース