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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが9週連続で増加-新型コロナは6週連続減少

2023年10月31日 19:20

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 国立感染症研究所がまとめた16日から22日までの1週間(第42週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が9週連続で増加した。新型コロナウイルス感染症は6週連続、手足口病は3週連続で減少した。感染性胃腸炎、咽頭結膜熱(プール熱)は増えた。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比16.41%増の16.41人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、愛媛(39.9人)、千葉(29.39人)、埼玉(28.41人)。

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比13.6%減の3.25人。都道府県別の上位3位は、北海道(6.79人)、長野(5.7人)、福島(4.93人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比16.8%増の3.06人。過去10年の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、香川(7.32人)、大分(6.5人)、福井(6.4人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比23.4%増の2.16人。過去10年で最も多い。都道府県別の上位3位は、沖縄(6.9人)、福岡(6.33人)、奈良(5.47人)。

〔手足口病〕報告数は前週比14.2%減の1.03人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、新潟(3.25人)、佐賀(2.61人)、宮崎(2.47人)。

出典:医療介護CBニュース