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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが7週連続で増加-新型コロナは5週連続減少

2023年10月17日 16:50

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 国立感染症研究所がまとめた2日から8日までの1週間(第40週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が7週連続で増加した。咽頭結膜熱(プール熱)は2週連続で増えた。新型コロナウイルス感染症は5週連続で減少。感染性胃腸炎、手足口病も減った。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比4.4%増の9.99人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、沖縄(30.85人)、千葉(21.08人)、山口(19.22人)。

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比41.1%減の5.2人。都道府県別の上位3位は、北海道(8.19人)、沖縄(7.52人)、石川(7.42人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比7.8%減の2.85人。過去10年の同期の平均と同程度。都道府県別の上位3位は、大分(7.67人)、香川(5.79人)、宮崎(4.89人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比3.3%増の1.87人。過去10年で最も多い。都道府県別の上位3位は、福岡(5.83人)、沖縄(4.97人)、大阪(3.82人)。

〔手足口病〕報告数は前週比10.2%減の1.59人。過去10年の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、新潟(5.2人)、佐賀(5.13人)、福井(4.6人)。

出典:医療介護CBニュース