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医療・介護ニュース

【感染症情報】プール熱の患者報告数が減少に転じる-新型コロナは3週連続減、インフルは5週連続増

2023年10月03日 14:15

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 国立感染症研究所がまとめた9月18日から24日までの1週間(第38週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、5週連続で増加していた咽頭結膜熱(プール熱)の定点医療機関当たりの患者報告数が減少に転じた。新型コロナウイルスは3週連続、感染症胃腸炎は2週連続で減った。手足口病も減少した。インフルエンザは5週連続で増加した。【新井哉】

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比37.2%減の11.01人。都道府県別の上位3位は、愛知(16.61人)、岐阜(15.24人)、茨城(14.53人)。

〔インフルエンザ〕報告数は前週比0.9%増の7.09人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、沖縄(22.46人)、千葉(15.24人)、愛媛(14.07人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比21.6%減の2.51人。過去10年の同期の平均と同程度。都道府県別の上位3位は、大分(7.94人)、香川(4.32人)、熊本(3.96人)。

〔手足口病〕報告数は前週比11.4%減の1.32人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、佐賀(5.3人)、福島(3.65人)、新潟(2.89人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比9.7%減の1.31人。過去10年で2番目に多い。都道府県別の上位3位は、福岡(4.44人)、沖縄(3.61人)、大阪(3.55人)。

出典:医療介護CBニュース