国立感染症研究所がまとめた4日から10日までの1週間（第36週）の5類感染症の患者報告（小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値）によると、咽頭結膜熱（プール熱）の定点医療機関当たりの患者報告数が4週連続で増えた。インフルエンザ、感染性胃腸炎、手足口病は3週連続で増加。新型コロナウイルス感染症は減った。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比75％増の4.48人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、沖縄（13.43人）、長崎（8.8人）、千葉（8.58人）。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比0.9％増の3.22人。過去10年の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、大分（8.08人）、熊本（5.82人）、宮崎（5.22人）。

〔手足口病〕報告数は前週比3％増の1.38人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、佐賀（5.48人）、宮崎（4.61人）、福岡（3.88人）。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比30％増の1.26人。過去10年で最も多い。都道府県別の上位3位は、大阪（3.92人）、福岡（3.72人）、沖縄（2.65人）。