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医療・介護ニュース

【感染症情報】手足口病が12週連続で増加-ヘルパンギーナ・RSウイルスは3週連続減

2023年08月08日 12:30

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 国立感染症研究所がまとめた7月24日から30日までの1週間(第30週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が12週連続で増加した。新型コロナウイルス感染症、感染性胃腸炎、インフルエンザも増えた。ヘルパンギーナとRSウイルス感染症は3連続で減少した。【新井哉】

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比14.4%増の15.91人。都道府県別の上位3位は、佐賀(31.79人)、長崎(30.29人)、宮崎(27.21人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比7.9%減の4.34人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、山形(21.86人)、岩手(14.77人)、青森(10.66人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比5.5%増の3.26人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、大分(7.58人)、愛媛(5.41人)、宮崎(5.33人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比13.1%減の2.25人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、徳島(6.7人)、三重(4.84人)、山形(4.39人)。

〔インフルエンザ〕報告数は前週3.1%増の1.64人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、鹿児島(12.65人)、熊本、宮崎(共に8.84人)。

〔手足口病〕報告数は前週比2.4%増の1.27人。過去10年の同期の平均よりもやや多い。都道府県別の上位3位は、新潟(7.09人)、島根(6.78人)、福岡(3.69人)。

出典:医療介護CBニュース