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医療・介護ニュース

インフル患者2週連続減も過去10年同期比で最多-学級閉鎖の報告続く、厚労省が発生状況を公表

2023年06月12日 19:15

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 インフルエンザの患者報告数が2週連続で減少したことが、厚生労働省が公表した第22週(5月29日-6月4日)の発生状況で分かった。減少傾向となっているが、学級閉鎖などの報告が続いており、患者報告数は過去10年の同期と比べて最も多い。【新井哉】

 第22週の全国の定点医療機関当たりの患者報告数は前週比約6.2%減の1.52人。都道府県別では、宮崎が5.33人で最も多く、愛媛(3.64人)、鹿児島(3.54人)、長崎(3.39人)、山形(2.79人)、新潟(2.76人)、山口(2.7人)、熊本(2.63人)などが続いた。

 第22週の小・中学校などの学級閉鎖は230施設、学年閉鎖が64施設、休校は8施設だった。学級閉鎖などの報告数の合計は前週よりも減ったが、昨年12月の各週よりも多い。

出典:医療介護CBニュース