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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルスが7週連続で増加-インフルエンザは5週連続減少

2023年04月25日 13:27

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 国立感染症研究所がまとめた10日から16日までの1週間(第15週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が7週連続で増加した。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎も増えた。インフルエンザは5週連続で減少した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約12.9%増の4.2人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、石川(12.41人)、宮崎(10.33人)、大分(10.22人)。

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約22%減の2.16人。過去10年の同期の平均よりもやや多い。都道府県別の上位3位は、新潟(13.39人)、山形(6.51人)、青森(4.69人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約64.2%増の0.87人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、鹿児島(4.26人)、福井(3.7人)、佐賀(2.48人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約20.4%増の0.59人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(2.41人)、鳥取(2.05人)、富山(1.38人)。

出典:医療介護CBニュース