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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルスが6週連続で増加-インフルエンザは4週連続減少

2023年04月18日 13:15

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 国立感染症研究所がまとめた3日から9日までの1週間(第14週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が6週連続で増加した。感染性胃腸炎は7週連続、インフルエンザは4週連続で減少。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も減った。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約0.3%減の3.72人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、石川(10.66人)、大分(9.53人)、宮崎(8.17人)。

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約31.8%減の2.77人。過去10年の同期の平均よりもやや多い。都道府県別の上位3位は、新潟(14.06人)、山形(11.14人)、青森(7.03人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約10.4%増の0.53人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、鹿児島(2.4人)、福井(1.74人)、佐賀(1.61人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約5.8%減の0.49人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.11人)、福岡(2.03人)、沖縄(1.21人)。

出典:医療介護CBニュース