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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルスが4週連続で増加-インフルエンザは2週連続減少

2023年04月04日 14:10

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 国立感染症研究所がまとめた3月20日から26日までの1週間(第12週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が4週連続で増加した。感染性胃腸炎は5週連続、インフルエンザは2週連続で減少。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も減った。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約23.5%減の6.44人。過去10年の同期の平均よりもやや多い。都道府県別の上位3位は、新潟(19.43人)、山形(16.75人)、富山(13.85人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約21.5%減の4.21人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、大分(10.47人)、鳥取(9.21人)、愛媛(8.49人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約7.7%減の0.48人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(1.84人)、福岡(1.49人)、鳥取(1.26人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約7.7%増の0.42人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、北海道(1.81人)、鹿児島(1.35人)、富山(1.14人)。

出典:医療介護CBニュース