東京都福祉保健局は14日、都の大規模ワクチン接種会場で発生した50歳代女性への新型コロナワクチン誤接種を踏まえた再発防止策を明らかにした。【新井哉】

　福祉保健局によると、この女性への接種は、前回の接種から6カ月の間隔が必要だったが、大規模会場での接種から7カ月以上経過した3月2日に女性の居住する自治体からの照会連絡があり、予診票を再度確認したところ、6カ月経過していないことが判明した。

　福祉保健局は、再発防止策として、▽前回接種日の確認を複数回行う▽ワクチンごとに必要な接種間隔を熟知し、誤接種防止の徹底を図る▽他会場においても同様の事象が発生しないよう、情報共有を徹底する－ことを挙げている。