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医療・介護ニュース

介護予防・重度化防止の標準的手法などを開発-2023年度厚労科学研究、訪問看護の方策検証も

2022年12月21日 18:20

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 厚生労働省が21日に公表した2023年度厚生労働科学研究費補助金(第1次)の公募要項では、長寿科学政策研究事業について「介護予防や重度化防止の標準的手法や効果的・効率的なサービス提供の体制・手法等を開発する」といった目標を掲げている。【新井哉】

 公募研究課題の「医療及び介護における訪問看護サービスの効果的・効率的な提供に資する研究」では、医療・介護サービスの利用実態を考慮した上で、訪問看護の利用の有無や開始時期、頻度などを把握し、▽要介護度▽在宅療養期間▽療養場所▽入院歴▽介護・医療費用-などとの関連について、「医療及び介護の観点から縦断的に分析し、訪問看護の効果的・効率的な提供の方策を検証することを目標とする」としている。

 求められる成果として「訪問看護事業所のサービス提供の質の向上のための方策の提案」「訪問看護事業所のケアの質の向上のための普及啓発の方策の提案」を挙げている。

 また、公募研究課題の「LIFE関連加算算定のために評価・収集される情報を活用した介護業務プロセスの検証のための介入研究」では、算定のために評価・収集される情報を利活用し、「日常の介護や、カンファレンス、サービス担当者会議、医療介護連携、利用者や家族への説明等で活用する、望ましい介護業務プロセスを開発する」と目標に記載している。

出典:医療介護CBニュース