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医療・介護ニュース

変異株PCR検査再開しオミクロン可能性検体検出-厚労省結核感染症課長通知、最大限のゲノム解析も

2021年12月03日 14:15

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 厚生労働省健康局結核感染症課長は2日、新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査におけるゲノム解析・変異株PCR検査に関する通知を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)長に出した。【新井哉】

 全自治体におけるL452R変異株PCR検査については、10月25日付の通知で、検査を終了し、変異株PCR検査が必要となった場合は迅速に再開できるよう求めていた。今回の通知では、オミクロン株に対する監視体制を「早急に整備する必要がある」と記載。「L452R変異株PCR検査で陰性を確認することにより、B.1.1.529系統(オミクロン株)の可能性のある検体を検出する」と説明している。

 また、オミクロン株の発生や変異株の発生動向を監視するため、「自治体主体の全ゲノム解析を、従来お願いしている実施率5-10%にとどまらず、現時点における検査能力を最大限発揮して、ゲノム解析を実施していただく」などとしている。

出典:医療介護CBニュース