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医療・介護ニュース

21年度介護留学生、前年度比206人減の2,189人-介養協調査

2021年11月18日 20:20

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 介護福祉士養成施設への2021年度の入学者数が、前年度よりも135人増の7,183人となり、3年連続で増えたことが日本介護福祉士養成施設協会(介養協)の調査で分かった。このうち、減少の一途をたどっていた日本人の新卒者等が増加に転じ、同347人増の4,288人となり、全体を底上げした一方で、右肩上がりに増えていた外国人留学生は2,189人と、前年度よりも206人の減少だった。【齋藤栄子】

 調査に回答した養成施設数(課程)は327施設(20年度347施設)、入学定員数は1万3,040人(同1万3,659人)。 直近5年間の入学者数推移は、▽16年度7,752人▽17年度7,258人▽18年度6,856人▽19年度6,982人▽20年度7,048人。このうち、日本人の「新卒者等」は、▽16年度6,060人▽17年度5,360人▽18年度4,847人▽19年度4,180人▽20年度3,941人。 「外国人留学生数」は、▽16年度257人(国数15)▽17年度591人(16)▽18年度1,142人(20)▽19年度2,037人(26)▽20年度2,395人(20)-となり、21年度は28カ国から2,189人が入学した。 外国人留学生の出身経路は、すでに日本に在住している国内の日本語学校からの入学が1,834人で、国内の日本語学校を除く他校からの入学が141人、その他50人だった。出身国からの直接入学は164人。直近の出身経路は、19年度は日本語学校からの入学が1,714人、出身国からの直接入学が152人、20年度の日本語学校からの入学が2,002人、出身国からの直接入学が190人だった。

出典:医療介護CBニュース