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医療・介護ニュース

【感染症情報】手足口病が減少に転じる-ヘルパンギーナは過去10年同期比で最多

2021年11月04日 13:45

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 国立感染症研究所がまとめた10月18日から24日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、9週連続で増加していた手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が減少に転じた。RSウイルス感染症は8週連続で減少。感染性胃腸炎も減った。ヘルパンギーナは横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約2.6%減の2.24人。都道府県別の上位3位は、島根(5.39人)、鳥取(4.89人)、大分(4.42人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約5.3%減の1.62人。都道府県別の上位3位は、大分(9.81人)、佐賀(9.65人)、宮崎(8.67人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週と同じ0.71人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、大分(2.97人)、山口(2.67人)、鳥取(2.58人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約16.3%減の0.36人。都道府県別の上位3位は、鹿児島(4.15人)、沖縄(3.59人)、長野(2.0人)。

出典:医療介護CBニュース