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医療・介護ニュース

東京都のコロナ変異株、10歳代以下の割合が上昇-全体の約2割占める

2021年09月10日 13:25

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 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は9日、新型コロナウイルスの変異株スクリーニング状況(変異株PCR検査など)を公表した。東京都健康安全研究センターと民間検査機関などで検査を実施した2801例のうち2635例が陽性(L452R変異株)となった。10歳代以下の陽性例の割合は約19.7%で、前回の発表(10歳代以下は約17.3%)と比べて約2.4ポイント上がった。【新井哉】

 対策本部によると、陽性例については、20歳代が701例で最も多く、以下は、30歳代(529例)、40歳代(444例)、50歳代(299例)、10歳代(292例)、10歳未満(227例)、60歳代(71例)、70歳代(49例)、80歳代(20例)、90歳代(3例)の順だった。「海外リンクあり」(海外への渡航歴ある者およびその濃厚接触者)に該当する陽性例はなかった。

 これまでの変異株PCR検査実施数なども公表している。それによると、検査実施数は9万8925例(4月30日からL452Rスクリーニング検査開始)で、このうちL452R陽性例が7万8451例(4月29日以前の検査可能検体5例を含む)となっている。

出典:医療介護CBニュース