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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルス感染症が増加に転じる-手足口病・ヘルパンギーナは2週連続で増加

2021年09月08日 12:40

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 国立感染症研究所がまとめた8月23日から29日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、5週連続で減少していたRSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が増加に転じた。手足口病、ヘルパンギーナは2週連続で増えた。咽頭結膜熱(プール熱)は減った。【新井哉】

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約4%増の2.08人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、新潟(11.04人)、鳥取(10.32人)、愛媛(7.62人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約65.5%増の0.48人。都道府県別の上位3位は、熊本(6.2人)、高知(4.07人)、岩手(3.61人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約76%増の0.44人。都道府県別の上位3位は、宮崎(3.14人)、新潟(2.77人)、三重(1.5人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約6.7%減の0.14人。都道府県別の上位3位は、鳥取(0.95人)、鹿児島(0.61人)、宮崎(0.39人)。

出典:医療介護CBニュース