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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルス感染症が6週連続増加-感染性胃腸炎は増加に転じる

2021年03月02日 12:20

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 国立感染症研究所がまとめた2月15日から21日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が6週連続で増えた。3週連続で減少していた感染性胃腸炎は増加に転じた。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約6.1%増の2.79人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(8.44人)、島根(8人)、鹿児島(6.06人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週と同じ0.73人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.63人)、福岡(2.74人)、新潟(2.23人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約22.2%増の0.33人。前年の同期よりも多い。都道府県別の上位3位は、長崎(2.91人)、宮崎(2.89人)、福岡(2.43人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.2人。都道府県別の上位3位は、新潟(0.61人)、鹿児島(0.59人)、沖縄(0.56人)。

出典:医療介護CBニュース