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医療・介護ニュース

過疎地域で総合的な認知症施策を推進-東京都が方針の素案を公表

2021年06月14日 13:55

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 東京都はこのほど、「東京都過疎地域持続的発展方針」(2022-25年度)の素案を公表した。過疎地域の現状と問題点などを取り上げ、「高齢者・障害者の福祉の向上及び増進を図るための対策」などを提示。「認知症の人と家族を支える地域づくり、地域連携の推進と専門医療の提供、人材育成、普及啓発など、総合的な認知症施策を推進する」などとしている。【新井哉】

 高齢者の福祉の向上に関しては、認知症施策の推進に加え、▽地域包括ケアシステムの構築▽高齢者の多様なニーズに応じた施設や住まいの整備の推進▽介護人材の資質向上や確保を図るための取り組み(研修など)の支援▽地域の実情に応じ、創意工夫を凝らして主体的に実施する高齢者や障害者に対する福祉サービスの充実、基盤整備に資する事業の支援-などを挙げている。

 「保健・医療の確保の方針」も示している。具体的には、へき地診療所に常時勤務する医師の給与費の一部を補助し、医師を確保するほか、自治医科大の卒業医を医師確保が困難な町村の公立診療所などに派遣し、医療の確保に努める。

出典:医療介護CBニュース