調製時の注意

PTX: 5%ブドウ糖注射液及び生理食塩液を除く他の薬剤とは混注しないこと。(投与時間:3週間毎投与(A法);3時間、週1回投与(B法);1時間)
調製時に、注射針に塗布されているシリコーン油により不溶物を生じることがある。調製後に薬液中に不溶物がないか目視で確認すること。不溶物が認められた場合は使用しないこと。
RAM: 生理食塩液のみを使用すること。ブドウ糖溶液との配合を避けること。

投与前注意

PTX: 重篤な過敏症状の発現を防止するため、本剤投与前に必ず前投薬を行うこと。
アルコールに過敏な患者には慎重に投与すること。
0.22ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。点滴用セット等で、DEHPを含有しているものの使用を避けること。輸液ポンプを使用して投与する場合は、ろ過網が組み込まれた輸液セットは使用しないこと。
RAM: infusion reactionを軽減させるため、本剤の投与前に抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン等)の前投与を考慮すること。

投与中/後の注意

RAM: 投与速度は25mg/分を超えないこと。投与にあたっては、蛋白質透過型のフィルター(0.2又は0.22ミクロン)を使用し、他の薬剤と同じラインを使用しないこと。
【参考文献】 各製品電子添文
※投与方法に関しては一例です。各製品の電子添文をご確認ください。