調製時の注意

L-OHP: アルミニウムとの接触により分解することが報告されているため、本剤の調製時あるいは投与時にアルミニウムが用いられている機器(注射針等)は使用しないこと。
Pan: 生理食塩液に希釈し使用すること。

投与前の注意

L-OHP: 塩化物含有溶液により分解するため、生理食塩液等の塩化物を含む輸液との配合を避けること。本剤は塩基性溶液により分解するため、塩基性溶液との混和あるいは同じ点滴ラインを用いた同時投与は行わないこと。

投与中/後の注意

L-OHP: 薬液が血管外に漏れると、注射部位に硬結・壊死を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないように慎重に投与すること。
過敏症が起こった場合には、ただちに投与を中止し、適切な処置を行う。軽度な場合には、再開することもあるが、その際には投与速度を半分にすることが勧められる。
Pan: インラインフィルター(0.2又は0.22ミクロン)を用いて投与すること。
60分以上かけて点滴静注すること。ただし、1回投与量として1000mgを超える場合は、90分以上かけて点滴静注すること。
【参考文献】 各製品電子添文
※投与方法に関しては一例です。各製品の電子添文をご確認ください。