調製時の注意

L-OHP: アルミニウムとの接触により分解することが報告されているため、本剤の調製時あるいは投与時にアルミニウムが用いられている機器(注射針等)は使用しないこと。

投与前の注意

L-OHP: 塩化物含有溶液により分解するため、生理食塩液等の塩化物を含む輸液との配合を避けること。本剤は塩基性溶液により分解するため、塩基性溶液との混和あるいは同じ点滴ラインを用いた同時投与は行わないこと。

投与中/後の注意

L-OHP: 薬液が血管外に漏れると、注射部位に硬結・壊死を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないように慎重に投与すること。
過敏症が起こった場合には、ただちに投与を中止し、適切な処置を行う。軽度な場合には、再開することもあるが、その際には投与速度を半分にすることが勧められる。
Cet: 10mg/分以下の投与速度で、初回投与時は2時間、2回目以降は1時間かけて静脈内注射すること。
投与終了後は本剤投与時と同じ投与速度でラインを生理食塩液にてフラッシュすること。
【参考文献】 各製品電子添文
※投与方法に関しては一例です。各製品の電子添文をご確認ください。