【参考文献】 各製品電子添文
※投与方法に関しては一例です。各製品の電子添文をご確認ください。
CBDCA+PTX+BV+アテゾリズマブ療法:カルボプラチン(CBDCA)+パクリタキセル(PTX)+ベバシズマブ(BV)+アテゾリズマブ
PTX: | 5%ブドウ糖注射液及び生理食塩液を除く他の薬剤とは混注しないこと。(投与時間:3週間毎投与(A法);3時間、週1回投与(B法);1時間) 調製時に、注射針に塗布されているシリコーン油により不溶物を生じることがある。調製後に薬液中に不溶物がないか目視で確認すること。不溶物が認められた場合は使用しないこと。 |
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CBDCA: | 投与量に応じて250mL以上のブドウ糖注射液又は生理食塩液に混和する。(投与時間:30分以上) 生理食塩液等の無機塩類(NaCl、KCl、CaCl2等)を含有する輸液に混和するときは、8時間以内に投与を終了すること。 イオウを含むアミノ酸(メチオニン及びシスチン)輸液との配合を避けること。アルミニウムと反応して活性が低下するので、アルミニウムを含む医療器具を用いないこと。 |
BV: | 生理食塩液に添加して約100mLとする。 |
アテゾリズマブ: | 本剤20mLを注射筒で抜き取り、日局生理食塩液約250mLに添加する。 調製時には、日局生理食塩液以外は使用しないこと。 調製時は静かに転倒混和すること。 用事調製し、調製後は速やかに使用すること。 |
PTX: | 重篤な過敏症状の発現を防止するため、本剤投与前に必ず前投薬を行うこと。 アルコールに過敏な患者には慎重に投与すること。 0.22ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。点滴用セット等で、DEHPを含有しているものの使用を避けること。輸液ポンプを使用して投与する場合は、ろ過網が組み込まれた輸液セットは使用しないこと。 |
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CBDCA: | 本剤の投与回数を重ねると、ショック、アナフィラキシー様症状の発現頻度が高くなる傾向がみられ、特に白金製剤の投与回数が8回を越えるとその傾向は顕著となるとの報告がある。 |
BV: | ブドウ糖溶液を混合した場合、力価の減弱が生じるおそれがあるため、ブドウ糖溶液との混合を避け、本剤とブドウ糖溶液の同じ点滴ラインを用いた同時投与は行わないこと。 |
アテゾリズマブ: | 0.2又は0.22μmのインラインフィルターを使用すること。 点滴静注のみとし、静脈内大量投与、急速静注はしないこと。 |
BV: | 投与時間は初回投与時は90分かけて点滴静注する。初回投与時の忍容性が良好であれば、2回目の投与は60分間で行ってもよい。2回目の投与においても忍容性が良好であれば、それ以降の投与は30分間とすることができる。 |
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アテゾリズマブ: | 60分かけて点滴静注すること。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分まで短縮できる。 |