CBDCA+nab-PTX+ペムブロリズマブ療法:カルボプラチン(CBDCA)+nabパクリタキセル(nab-PTX)+ペムブロリズマブ

調製時の注意

CBDCA: 投与量に応じて250mL以上のブドウ糖注射液又は生理食塩液に混和する。(投与時間:30分以上)
生理食塩液等の無機塩類(NaCl、KCl、CaCl2等)を含有する輸液に混和するときは、8時間以内に投与を終了すること。
イオウを含むアミノ酸(メチオニン及びシスチン)輸液との配合を避けること。アルミニウムと反応して活性が低下するので、アルミニウムを含む医療器具を用いないこと。
nab-PTX: 懸濁液の調製に当たっては、必ず生理食塩液を使用すること。また、本懸濁液は他の薬剤とは混注しないこと。
ペムブロリズマブ: 凍結を避け、バイアルを振盪しないこと。
バイアルを常温に戻し、希釈前に保存する場合には、遮光で、25℃以下で24時間以内に使用すること。
投与前に、粒子状物質や変色の有無を目視により確認すること。微粒子が認められる場合には、廃棄すること。
必要量(20mgバイアルの場合は0.8mL以内、100mgバイアルの場合は4mL以内)をバイアルから抜き取り、日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液の点滴バッグに注入し、最終濃度を1~10mg/mLとする。点滴バッグをゆっくり反転させて混和すること。バイアル中の残液は廃棄すること。
希釈液は凍結させないこと。
本剤は保存料を含まない。希釈液をすぐに使用せず保管する場合には、25℃以下で6時間以内又は2~8℃で合計24時間以内に使用すること。希釈液を冷所保存した場合には、投与前に点滴バッグを常温に戻すこと。

投与前の注意

CBDCA: 本剤の投与回数を重ねると、ショック、アナフィラキシー様症状の発現頻度が高くなる傾向がみられ、特に白金製剤の投与回数が8回を越えるとその傾向は顕著となるとの報告がある。
nab-PTX: 本剤投与時には、インラインフィルターは使用しないこと。
ペムブロリズマブ: 本剤は、インラインフィルター(0.2~5μm)を使用して、30分間かけて静脈内投与する。本剤の急速静注は行わないこと。
同一の点滴ラインを使用して他の薬剤を併用同時投与しないこと。

投与中/後の注意

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【参考文献】 各製品電子添文
※投与方法に関しては一例です。各製品の電子添文をご確認ください。