【参考文献】 各製品電子添文
※投与方法に関しては一例です。各製品の電子添文をご確認ください。
CDDP: | 点滴静注する際、クロールイオン濃度が低い輸液を用いる場合には、活性が低下するので必ず生理食塩液に混和すること。 点滴静注する際、アミノ酸輸液、乳酸ナトリウムを含有する輸液を用いると分解が起こるので避けること。 アルミニウムと反応して沈殿物を形成し、活性が低下するので、使用にあたってアルミニウムを含む医療用器具を用いないこと。 |
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CPT-11: | 投与量に応じて500mL以上の生理食塩液、ブドウ糖液または電解質維持液に混和する。(投与時間:90分以上) |
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<監修者コメント> 近年、がん化学療法治療が外来化学療法を中心とした医療にシフトした背景もあり、CDDP投与時の輸液量を減じたshort hydrationの検討がなされるようになり、実地医療においても取り入れられてきている。投与前;500cc(60分)~1,000cc(120分)、投与時;250cc(60分)、投与後;500cc(60分)~1,000cc(120分)の投与量が頻用されている。 |
CDDP: | 悪心・嘔吐、食欲不振等の消化器症状がほとんど全例に起こるので、患者の状態を十分に観察し、適切な処置を行うこと。 急性腎不全等の腎障害、骨髄抑制等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(腎機能検査、血液検査、肝機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。また、使用が長期間にわたると副作用が強くあらわれ、遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行うこと。なお、フロセミドによる強制利尿を行う場合には腎障害、聴器障害が増強されることがあるので、輸液等による水分補給を十分行うこと。 <監修者コメント> 投与翌日以降に水分摂取を促すことが望ましい。
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CPT-11: | 排便回数の増加、水様便または腹痛を伴うような場合は、継続投与により下痢が強く発現することがある。また、腹痛を有する患者に投与した場合、高度な下痢があらわれることがある。 |