調製時の注意

CBDCA: 投与量に応じて250mL以上のブドウ糖注射液又は生理食塩液に混和する。(投与時間:30分以上)
生理食塩液等の無機塩類(NaCl、KCl、CaCl2等)を含有する輸液に混和するときは、8時間以内に投与を終了すること。
イオウを含むアミノ酸(メチオニン及びシスチン)輸液との配合を避けること。アルミニウムと反応して活性が低下するので、アルミニウムを含む医療器具を用いないこと。
VP-16: 溶解時の濃度により、結晶が析出することがあるので0.4mg/mL濃度以下になるよう生理食塩液等の輸液に溶解して投与すること。
急速静脈内投与により一過性血圧低下、不整脈が報告されている。これを防ぐため 30 ~ 60 分かけてゆっくり点滴静注すること。

投与前の注意

CBDCA: 本剤の投与回数を重ねると、ショック、アナフィラキシー様症状の発現頻度が高くなる傾向がみられ、特に白金製剤の投与回数が8回を越えるとその傾向は顕著となるとの報告がある。
VP-16: 1.0mg/mL 以上の高濃度でのポリウレタン製のカテーテルの使用を避けること。
DEHP を含むポリ塩化ビニル製の点滴セット、カテーテル等の使用を避けること。
1.0mg/mL 以上の高濃度でのセルロース系のフィルターの使用を避けること。
アクリル又はABS樹脂製のプラスチック器具の使用を避けること。
【参考文献】 各製品電子添文
※投与方法に関しては一例です。各製品の電子添文をご確認ください。