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医療・介護ニュース

【感染症情報】プール熱が増加-ヘルパンギーナ、感染性胃腸炎は横ばい

2020年10月27日 14:15

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 国立感染症研究所がまとめた12日から18日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、咽頭結膜熱(プール熱)の定点医療機関当たりの患者報告数が増加した。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病は減少。感染性胃腸炎、ヘルパンギーナは横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週と同じ1.71人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、香川(3.46人)、大分(3.28人)、愛媛(3.24人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約3.8%減の0.75人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(2.39人)、鳥取(2.05人)、宮崎(1.75人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週と同じ0.26人。都道府県別の上位3位は、山形(5.34人)、山口(1.5人)、鳥取(1.42人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約7.1%減の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(1.97人)、高知(1.29人)、鹿児島(0.72人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約18.2%増の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.43人)、北海道(0.33人)、福島(0.32人)。

出典:医療介護CBニュース